「ランフラットタイヤ」についてご紹介いたします。
ベンツ・BMW・ワーゲンなど輸入車には「ランフラットタイヤ」が多く標準装備として採用されています。
ラインフラットタイヤという名前を聞いたことのある方も多いのではないのでしょうか。
今回は、そのメリット・デメリットやランフラットタイヤが必要なのか?ご説明していきます。
ランフラットタイヤとは
もしも走行中にパンクして空気が抜けたとしても、「時速80kmの距離」、そのまま走行可能なタイヤです。
ランフラットタイヤのメリット
一番のメリットは安全性です。ノーマルタイヤでは、パンクした際、空気圧がなくなり、事故に直結します。
スペアタイヤに交換するにしても素人には難しいですし、安全な停車場所を見つける必要があります。ランフラットタイヤであれば、パンク後も一定の距離を走行することが可能なので、近くの修理工場に慌てずに持っていくことが可能です。
またスペアタイヤが必要ないというメリットもございます。
ランフラットタイヤが標準の車には、国産車のようにスペアタイヤや修理キットは積まれていません。車内空間を広く使える上に、車への積載量が減り、燃費の向上も期待できます。
廃車の車はスペアタイヤが未使用のままということも多く、環境問題となっています。ランフラットタイヤはこういった無駄をなくすこともできるのです。
ランフラットタイヤのデメリット
同じメーカーのタイヤでもランフラットタイヤとノーマルタイヤとでは1〜2割以上の価格差があります。
ランフラットタイヤの交換作業には特殊な工具や技術が必要になります。そのため高額になるのがデメリットといえます。
また取扱店が限られるということも挙げられます。
ノーマルタイヤであればパンク後に修理が可能な場合もありますが、パンク後に一定距離を走行したランフラットタイヤは、修理ではなく交換が必要になります。
ランフラットタイヤはサイドウォールを強化しているため、通常のタイヤに比べると乗り心地が硬いと一般的に言われています。
そのため車種によってはランフラットタイヤの固さに合わせてサスペンションなどの足回りの味付けをソフトにしていることもあります。
このような車にランフラットではないタイヤを装着すると今度は乗り心地がふわふわと柔らかくなりすぎますので注意が必要です。
ただ発売当初よりは乗り心地は数段良くなっているようです。
ランフラットタイヤの必要性
またランフラットタイヤ搭載の輸入車は高級車やハイパフォーマンスカーがほとんど。
もしランフラットタイヤ以外を選択するにしても、性能や車重や、車に合った高品質のノーマルタイヤを選ばないと、車の良さを発揮できないので注意が必要です。
愛車の快適性・安全性を守るために
「標準タイヤがランフラットタイヤの輸入車の場合、ランフラットタイヤを履かせる」ことをオススメしています。
まずはミクニ自動車にご相談ください。